大台・サマーコレクション  

 

2009116日(金)夜〜7 日(土)

メンバー:S山・S本(サンダーボルト)、H本・K田、F田・H川(サマーコレクション)

行程       6日:大阪→大台駐車場

7日:6:00起床→7:25西大台立入レクチャー→8:00大台駐車場発→9:10サマーコレクション取付き→9:30登攀開始→12:20中央バンド→15:00終了

16:45 H本・KP終了 / 17:30 S山・SP終了 →18:10大台駐車場

天候       晴れ

 

この季節に行きたいと思っていたフリーマルチピッチ。

それぞれが思惑を持って6名が参集。

 西大台は利用調整区域になっていて、2週間前までに立入予約を入れないといけない。費用は一人1,000円。

当日に事前レクチャーも受けないといけないということで入山するクライマーも少なくなっている。今回はぽっぽの3Pだけで占領できたので、気を使うことなく自然に気持ちよく登れた。

 アプローチは大台駐車場のトイレ横から大台山の家、シオカラ橋に向かう登山道を行き、しばらく下って看板のあるところから右に千石尾根に向かって入る。千石尾根の南側の沢を降りていき、右手に岩壁らしきものが見えてくる辺りで壁際に寄っていく。木々に赤テープが所々巻いてあるのでこれを案内に注意して下ると千石ーの下に出る。サンダーボルトの取付きを過ぎて正面を壁に遮られたところが取付き下。

壁は南向きで太陽が当たると暑いくらいで半そでTシャツ一枚になって登攀開始。1P目はプレートとペツルの確保支点のあるところからとします。その下の1ピッチはロープなしで凹角を登りますが装備は下で着けたほうが安定していていい。

1P30m 5.10H川リード      

1本目なので体を目覚めさせつつの登攀。ピンが豊富なので安心だが気持ちはアルパインなので落ちないことを考えて慎重に行く。微妙に体を左右に振ってレイバック風に登る。持ち物は各自のザックで持ち、特に振り分けをしなかったので少し負荷を感じる。体感グレード5.10a

  

P50m 5.10-F田リード

セカンドなので気楽に行くが、リードだと下半分は緊張する。体感グレード5.10a

    1P終了点

P15+30m 5.10+H川リード

最初の15mにあるかぶった部分が核心。マルチピッチの3ピッチ目だが結構手にきている。ハング部でルートを右へ探った結果、左がルートと結論して降りようとしたところで疲れてヌンチャクを一瞬掴んでしまう。あっと思って離したけど掴んじゃいました。

残り30m5.8。ヌンチャクを15本持って上がったが1本足りませんでした。ロープも重たくなりますが2Pに分けるのも面倒。上部は浮石が多く落石に注意。体感グレード5.10b

 

P35m 5.7F田リード

P終了点で支点が消えてルートはどこか?と目を凝らすと左の壁にペツルを発見。中央バンドをトラバースして左の壁に移って凹角を上がる。ここも浮石が多いので乱暴・不用意に登らないこと。

P30m 5.8H川リード

真上のハングを目指して上がるんだろうなと思って取付くと、ハングの右端を目指して上がったハング下がうわさのハンドトラバースだった。なるほど、ここまでで結構疲れた腕にはこたえそうだが足の置き場もいっぱいある。それらを辿っていけば手の負荷もそれほどではない。思わずニヤニヤしてくる快適な1ピッチ。体感グレード5.8

 

P25m 5.9F田リード

ここからの2ピッチは開拓者のこだわりの見えるところ。ピンは下から見えにくいところに隠れるように、また右の壁に打ってあります。ルートはカンテを忠実に辿って、決して左へ逃げてはいけません。左に行っても右壁に打たれたピンに引き戻されます。微妙なかぶりが疲れた体に追い討ちをかけます。うまくレストしながらルート・ムーブファインディングをしないとパンプします。

体感グレード5.9

 5P終了点から4P終了点のH本・K田P

P30m 5.9H川リード

いよいよ最後の1ピッチ。6P目と同じくカンテを忠実にフォローする。途中右の少しかぶった部分に出て行くのに微妙なバランスを強いられた。他にも登り方があるんだろうな、と上がっては降りを2回繰り返して結局別のムーブも見つけられず最初の思惑とおりで登った。最後の乗っ越しも問題なく上がって終了。F田さんが最後の乗っ越しに苦労して、「もうここでビバーグします!」といいながらたっぷりレストして上がってきた。後でK田さんも苦労していたが、どうしてもどんなポイントだったのかが思い出せない。何か損した気分。体感グレード5.9

 

1430分に無線交信でS山・SPがサンダーボルトの7Pで、あと4Pを残していることを知った。F田・HP15時に終了して陽だまりの中、気持ちよく昼寝しながら後続を待つことにする。

30分ほど寝たら陽がかげりだし、一転して寒くなってきた。H本・KPが随分静かになってコールの声も聞こえなくなったのでどこら辺りにいるのかが分からない。と、突然H本さんがひょっこり終了点へ飛び出してきた。

K田さんが最後のワンポイントも色んな手を駆使して日没直前に上がってきて2パーティー無事終了と相成りました。

 

急いで装備をまとめて駐車場へ戻ることにするがS山:SPから終了の無線連絡が入らない。1430分から4Pだから確かに時間的にきつい。もし、二人が先に駐車場へ戻っていたらいけないのでK田さんとF田さんに先に駐車場へ戻ってもらうことにして、H本とH川でS山・SPを待つことにする。陽が落ちてからみるみる夜の帳が落ちてきて心配し始めたときに、すぐ近くでビレイ解除を知らせるホイッスルが鳴った。「ぽっぽ!」のコールにS山さんの「ぽっぽ!」の返事。

セカンドのS本さんが真っ暗になるぎりぎりで上がって終了。

帰路はヘッドランプで方向を探りながらとなったが、なんとか千石尾根を辿って登山路に復帰。終了点からピークまで上がり、鞍部を経由して右手寄りに進めば杭で遮られた登山路と合流して駐車場まで約30分。

 サマーコレクションはフェースからカンテ、5.10から5.85.9へとルート配分とグレード配分が絶妙ないいルートでした。ハンドトラバースというニヤニヤするようなサービス後の5.9x2Pでより満足感が得られました。

 来年も是非計画に入れたい一品でした。

 

 


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